1月4日から、仕事始めの方も多くいらっしゃると思います。

お疲れ様ですm(_ _)m


会社勤めの方(会社員)も多いかと、思います。


「会社員」とは何か。

会社の構成員(メンバー)?


会社というのは、人の集まり(団体)です。社団です。社団法人の一種です。


ここで、うっかり間違えそうになりますが、「会社員」っていうのは、人の集まりである会社の人(メンバー)ではない、っていうことです。


どういうこと?


会社員は、法律用語ではありません。

会社と、雇用契約を結んでいる「従業員」のこと、その中でも特に正社員(正規雇用の人)を指す場合が多い、一般の言葉です。


株式会社の例で言いますと、株式会社の構成員は、「株主」なのです。

そして、社員権=株式なのです。 この社員権という場合の「社員」は法律用語です。 株式会社では株主ですが、他の会社とか、社団法人などの、構成員(メンバー)は「社員」といいます。 もちろん、この場合も、そこで働く人=従業員のことではありません。


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会社法

第二編 株式会社、第二章 株式、第一節 総則


(株主の責任)

第百四条  株主の責任は、その有する株式の引受価額を限度とする。

(株主の権利)

第百五条  株主は、その有する株式につき次に掲げる権利その他この法律の規定により認められた権利を有する。

一  剰余金の配当を受ける権利

二  残余財産の分配を受ける権利

三  株主総会における議決権

2  株主に前項第一号及び第二号に掲げる権利の全部を与えない旨の定款の定めは、その効力を有しない。


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(株主総会、取締役、取締役会、監査役などは、株式会社の機関です。)


一般用語でいう「会社員」を含めて従業員は、会社という法人と雇用契約を結んで、経営陣(取締役など)の命令に従って、働く人たちをいいます。


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民法

第三編 債権 、第二章 契約、第八節 雇用 


(雇用)

第六百二十三条  雇用は、当事者の一方が相手方に対して労働に従事することを約し、相手方がこれに対してその報酬を与えることを約することによって、その効力を生ずる。

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会社が他人から預かった物を、従業員がネコババしたら、業務上横領です。

これはわかりやすいですよね。


そして、会社勤めの人が、会社の物をネコババする場合も、業務上横領になりますよね?

これは、他人である人=会社(雇用契約の相手方)の物を盗んでいるのです。

従業員と会社は他人なのです。


構成員の人が、みんなの物をネコババしたのとは違うケースです。(これも横領ですが)


ボールペン一本くらいもらってもいいじゃん、って思ってる人。

ちょっと待って下さいませm(_ _)m


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刑法

第二編 罪


  第三十八章 横領の罪

(横領)

第二百五十二条  自己の占有する他人の物を横領した者は、五年以下の懲役に処する。

 自己の物であっても、公務所から保管を命ぜられた場合において、これを横領した者も、前項と同様とする。

(業務上横領)

第二百五十三条  業務上自己の占有する他人の物を横領した者は、十年以下の懲役に処する。

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